診療放射線技師 関口 幸美
現在、全国で最もシェアの多い16列CTを導入しました。
16列マルチスライスCTで最高クラスの780mm開口径で,患者様の圧迫感を軽減し、これにより狭い場所が苦手な方にもリラックスした状態で検査を受けていただけます。
また最大75%の被ばくの低減を実現し、さらに従来CTでは困難であった金属などのアーチファクトの影響を低減し,より確実な診断が可能となりました。
(アーチファクト:結果に誤りをもたらすもの)
そして0.5mmごとに撮影するため、1度の撮影で何百枚の画像を得られ、それを構成することで、従来の輪切り画像はもとより3D画像を作ることもでき、今までより小さい病変も見つけやすくなります。また、背骨の圧迫骨折の有無や変形などの確認、痛みが強くレントゲン撮影しにくい患者様の股関節骨折の有無等を確認する撮影をも可能になりました。
いずれの撮影も5分以内の短時間で出来るようになりました。