熊本の精神科/神経科/内科/放射線科/歯科の菊陽病院
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ギャンブル依存症

ギャンブルを「辞めたい!けど止められない」とお困りのあなたに

ギャンブルを辞めたくて辞めれず困っていませんか?「本当は止めたいのに、、、」と思い、朝起きると「今日から止めよう」と決意し、いざ仕事が終われば、いつのまにか、「明日から辞めよう」と考え、ついついギャンブルをして、次の日に、落ち込んでしまったり...。

「今日は運がいいからギャンブルすると勝つかも」と何かにつけてギャンブルことを考えてしまう。そんな生活を繰り返してはいませんか? 辞めようと思い、いろいろと考え、実行しても失敗してしまう。そんな経験はありませんか?

それは依存症という病気にかかっているのかも知れません。

この病気は、意思が弱いから止められない。ということではありません。あなたは、本当は止めたいと思っているのですから、意思が弱いわけではないのです。また、家族から止めさせようと、お金を隠され、ご家族とも言い合いとなり、誰も理解してくれないとお困りではありませんか? もしそんな経験があるのであれば、一度、菊陽病院へ相談に来てみませんか?同じような苦しみを持っている方は沢山いるのです。

あなたには「辞めたい」と健康的に考える自分と、「好きだから賭けるんだ」とギャンブルを中心に考えてしまう病気の考え方に板ばさみになり、誰からも理解されず、苦しんではいないでしょうか?
まずは、菊陽病院へ相談してみませんか?私達、菊陽病院では、ギャンブルに悩み、苦しんでいる方のサポートをします。

ギャンブル依存症について

菊陽病院ではギャンブル依存症の相談・治療をおこなっています。ギャンブルに異常な興味と快感をおぼえ、コントロールがきかなくなり「やめようと思っていてもやめられない、その結果、借金や家庭崩壊や犯罪行為などの重大な被害が発生し、被害があるにもかかわらずくりかえす病気(再発しやすい病気)です。 ギャンブル依存症の正式病名は国際保健機構WHOの国際疾病分類ICD-10では「病的賭博」です。(表1)に、アメリカの診断基準DSM-Wによる病的賭博の診断を示します。

表1)アメリカの診断基準DSM-Wによる病的賭博の診断

以下のうち5つ(またはそれ以上)によって示される持続的で反復的な不適応的賭博行為

  1. 賭博にとらわれている
    例)勝ったときのことを生き生きと再体験したり、賭博をするための金銭を得る方法を考えたり、次の賭けの計画を立てることなどにとらわれている。
  2. 興奮を得たいために、次第に掛け金の額を増やす。
  3. 賭博をするのを抑える、減らす、やめるなどの努力を何度もやったが成功しなかった。
  4. 賭博をやめていると落ち着かずイライラする。
  5. 問題から逃避する手段として、または不快な気分
    例)無気力、罪悪感、不安、抑うつを解消する手段として賭博する。
  6. 負けると取り返そうとする(深追いする)。
  7. 賭博したことを隠すために嘘をつく。
  8. 賭博の資金を得るために法律に触れるようなことをしたことがある。
  9. 賭博のために、重要な人間関係や教育、職業上の機会を危険にさらしたり失ったりした ことがある。
  10. 借金して賭博をする。賭博による経済的な問題を他人に解決してもらったことがある。
ギャンブル専門外来について

依存症本人への治療、カウセリングなどをしています。

ギャンブル依存症の入院治療

入院治療は、主として教育的集団精神療法で行われます。ギャンブル依存症グループに入って、グループのルールに従って、規律ある生活を送っていただきます。入院生活および治療はGRP(ギャンブル依存症リハビリテーションプログラム)にそって進められます。病棟生活ミーティング、学習会、治療的ミーティング、スポーツ、トレッキング(集団登山)、院内例会出席などがあります。